特別な日も、何気ない日も。17年の節目に「mokuha」がリスタートします。

暮らしと花

はじめまして。「mokuha(モクハ)」主宰のフローリストmika(ミカ)です。

今日からこの場所で、新しくブログを始めることにしました。
再出発にあたり、まずは私がなぜもう一度「花」を届けようと思ったのか、少しだけお話しさせてください。

「一人ひとりに寄り添いたい」と願った独立

今から12年前の平成25年。私は長年勤めたブライダル専門の花屋を卒業し、独立しました。

当時は、ただがむしゃらに「一組一組の新郎新婦様に、もっと深く寄り添いたい」という一心でした。個人のフローリストが、一生に一度の晴れ舞台をお任せいただくことは決して簡単ではありません。

けれど、数ある花屋の中から私を見つけてくださるお客様がいて、こだわりを形にする特別な時間を共有できる。その幸せが、私のフローリストとしての原点でした。

母になり、変わる環境と葛藤の日々

転機が訪れたのは10年前、出産を機に育児が始まったことでした。 鮮度が命の「生花」を個人で扱う難しさに直面し、活動を制限。それでも「こだわりを届けたい」という想いは捨てきれず、造花専門の花屋として再スタートを切りました。

しかし、追い打ちをかけるように訪れたコロナ禍。 結婚式をとりまく空気感は一変し、私自身も家事や育児に追われる中で、「もう、フローリストとしての活動は難しいのかもしれない。花から離れたほうがいいのかな……」と、弱気になっていた時期もありました。

予約限定の花屋として、ひっそりと灯を守り続ける日々。 心の中では、どこか「花仕事」に蓋をしていたのかもしれません。

私を救ってくれたのは、子供が摘んできた名もなき花でした

そんな私の心を動かしたのは、意外にも「プロとしての完璧な花」ではありませんでした。

私が花を好きなことを知っている子供たちが、道端や庭から摘んできてくれる小さな草花。 「ママにプレゼント!」と、毎日届けてくれるその一輪に、どれほど救われたか分かりません。

ある時はキッチンのコップに、ある時はお気に入りの花瓶に。 子供たちがくれた花を飾るその瞬間、ふっと心が軽くなり、癒やされていくのを感じました。

「特別な日だけじゃない。一輪の花が暮らしにあるだけで、人はこんなに優しくなれる」

かつて大きな会場を花で埋め尽くしてきた私が見落としていた、花の「本当の力」を教わった気がしました。

新しい「mokuha」が届けるもの

昨年、私は新しい環境へ移り、あえてアトリエという場所も手放しました。そして店名も変更しました。 これからは「店舗なしの花屋」として、より自由に、より暮らしに近い場所から再スタートします。

理由はシンプルです。 「やっぱり、私は花が好きだから」

特別な日を彩る華やかな装花も、キッチンに飾る何気ない一輪も、どちらも同じくらい大切に届けたい。店舗がないからこそできる形で、皆さんの暮らしに寄り添っていきたいと思っています。

このブログを通して伝えたいこと

すぐに始められることとして、まずは「言葉」と「情報」で花を届けることにしました。

「花を飾ってみたいけれど、難しそう」 「忙しい毎日の中で、少しだけ癒やしがほしい」

そんな方々へ、17年のキャリアで培った知恵や、花を気軽に楽しむヒントをお届けします。近くにいない方にも、画面越しに花の癒やしが届きますように。

新しい「mokuha」を、どうぞよろしくお願いいたします。

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